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2012年6月22日金曜日

じょくそうになぜ医療ムートン?

おはようございます、ムートン王国の岩井です。
6月22日(金)の天気は朝から雨ですが少し日差しが出てきています。
今朝も医療ムートンの縫製加工をしています。
ここで一般的な短毛ムートンの毛質と
医療用ムートンの毛質の違いを 写真でご説明します。

左が一般的なムートンの毛質です。
右が医療用ムートンの毛質です。
違いがわかりますか?

そもそもムートンとは、
羊の皮つきの毛皮のことを言うのですが
放牧されている羊は
毛が絡み合ってぐしゃぐしゃになっています。
これを根元から機会にかけることにより、
熱で毛を伸ばしたのが長毛のムートンです。

短毛のムートンの場合は
一度伸ばしてから短毛に刈ります。
その為、毛先までストレートパーマをかけたように
サラサラになります。

簡単な説明ですがこれが一般的なムートンの毛質になります。

次に医療ムートンの毛質は・・・

床ずれ、じょくそう予防に使われる方もいるので
羊本来の、毛のくるくる(スプリング)を生かし、
寝たきりの方や介護が必要な方、
ご自身で体位をかえれない方の為に
作られたのが医療ムートンです。

では、じょくそうなどはどうしてできてしまうのか?

答えは、同じ場所に圧がかかり、
血行が悪くなることで おこるといわれています。
医療ムートンは、クルクルとした毛で
人間の体圧を支え 毛の隙間に空気を通すことにより
通気性を持たせることが出来ます。
また、毛のスプリングが優しく体圧を支えることにより
体の圧を分散させ、同じ場所に圧がかかることがなく、
じょくそうになりにくいという 特徴から
医療の現場でも使用されることが多いです。

もちろん、健常者の方にもお勧めしています。

中でも人気なのが

先ほどのご説明のような特長を持ち、
いつでも快適にさらさらとした肌触りで眠ることが出来る
サポートムートンシーツです。

あとは、2枚つなぎの医療ムートンです。
体全体をサポートできることと、
介護をする人にも 扱いやすいサイズだからだと思います。
今回オーダー頂いた医療ムートン2枚つなぎが完成しました。


ちなみにお客様からこんなご質問を頂きましたので
掲載させていただきます。

お客さまからの質問:
市販で売っている普通のムートンでも
サポート用フリースパットとしても使える物ですか?
また、普通のムートンとサポート用との違いを教えて下さい。

岩井ムートンとしての回答:
普通に店頭で販売されている通常のムートンと、
サポート用ムートンとして作られているムートンとは
毛質と加工が異なりますので
本格的なサポート用としては不向きかと思います。
サポート用ムートンの最大の特徴は、
皆様が通常目にするムートンの毛質と違い、
羊本来の毛のカール(クルクル)を利用することにより
羊毛1本1本の毛の間に空気層ができ保温性、断熱性を生み出します。
そうすることにより汗を吸収しやすく、
しかも吸い取った汗を速やかに放散して、
いつもサラットしたさわやかさが保てるとともに
理想的な体圧分散(体重を支える)を実現しました。
その結果、ムレの原因となる湿度を低下させ、
他のどの繊維よりもムレを防ぐことができます。

左側が通常の毛先を伸ばしてあるムートンの毛質です。
右側が医療ムートンの毛先を
半伸ばしにしてあるクルクルとした毛質です。
医療ムートンページ

ほかにもブログ書いてます
●ムートン王国の裏話
●ムートンお悩み解決隊
●岩井ムートン店主の笑売ブログ